ペコとチワのすきなもの、こと、或いは雑記

ペコトチワについて

スティーブジョブズの考えは難しくてあまり理解できないし、理解できても共感できるところが少ない。

ただ一つだけ、考えさせられたことがある。

それはスタンフォード大学での、有名なスピーチの一部だ。


もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?


死んだらいわゆる「しがらみ」は全く意味を成さず、自分にとって本当に大事なものだけ残る。

目前にあるものは、その「本当に大事なもの」に繋がるかどうか、ジョブズは常に自問していたようだ。


しかしそれは世界の未来を支えるスタンフォード大学の卒業生にこそ輝く言葉であり、我々にとってはどうなのだろう?


「夢を諦めるな」などと一部の成功者は我々凡人を囃し立てるけど、地球中のオタマジャクシがカエルに成長したら世の中カエルだらけになるし、サッカー選手を目指す少年が、仮に全員サッカー選手になったとしても、最終的に評価されるのは一部の人間だろ?


勿論夢を追いかける事自体にも意味がある。

それゆえに、なおさらに、還暦過ぎて「俺、将来野球選手になるんだ」とか言われても、対応に困るだろ?

つまり夢は、叶えるか、或いは諦めないといけない。

そして我々凡人には、諦めないといけない事が沢山ある。それをふわふわさせたままにしていると、先に進めなくなるんだ。


そういう意味では、「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、」と考える事は、我々にとっても、非常に価値のある事だ。

何故なら諦める事は敗北じゃないから。

新しい自分に出会う為の、扉を開く鍵なのだから。



もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、


理想の自分から離れて、今の自分を見てみよう。

できない事はさておいて、今日できた事を評価しよう。

明日の事は考えないよ、だって人生最後の日なんだもの。



もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、と考えてみよう。


愛されている事に甘え、愛する努力を怠っていないか?

近くにありすぎて、見えなくなっているものはないか?

まだ大丈夫、と思って、存在そのものを忘れているものはないか?



…などといった立派な名目があるかどうかは別として、このブログは、夢を追いかけたり語ったりするのが少ししんどい歳に差し掛かったペコとチワが、今まで避けてきた事や、どちらかというと苦手な部類な事、やろうとすら思わなかった事に対して、挑戦したりしなかったりして、新しい自分に出会ったり、あわよくば何かが定着したらいいなぁという、かなり柔らかめの根性で物事に対峙しようという趣旨で配信しております。


またそれとは全く関係なしに、考えている事、好きな事や物を綴ったりもします。